僕は中1の頃からTMSに通い始めましたが、その頃は大学のことは全く意識していませんでした。 それでもTMSに通っていたことで数学のセンスや論理的な思考法など、学習の基盤となる力が養われていました。 僕が東大を意識し始めたきっかけは高校一年生の終わり頃に同日模試を受けたことでした。 高校二年生からは理科や英語の塾にも行き出しましたが、まだ受験のことは遠いことのように感じていました。 もしこの腑抜けていた頃に塾に行かされていなければ、気付いた時には手遅れとなっていたかもしれないと思うとゾッとします。合格に必要な条件はさほど多くないですが、基本ができていなければ、一つ一つが難関となり、達成には多大な労力を要します。(基本の習得こそが最も時間を要するのですが)そのままズルズルとボーっとしていたのですが、高校三年生の秋頃になると、流石にそろそろ周囲と同じ雰囲気で受験に向かっていては落ちるということに気がつき、自習室で勉強をするようにしました。 その時にはずっと演習をサボっていたツケがきて、集中力が持たず、作業の正確性、スピードが上がらない状態になっていました。その後TMS、学校、自習室で演習を続け、入試の日を迎えました。 あまり緊張せずにフワフワした感じで二日間が終わってしまい、終わった直後に現実に引き戻され、とても後悔しました。 結局のところ受かっていましたが、受験までの演習がもう少し足りていなかったら落ちていてもおかしくなかったなと今になって思います。また、TMSを知らずに数学の力が足りない状態で受験を迎えていたら、僕の危機意識では落ちていたでしょう。 これを読んでいる方々は入試会場で運試しをする羽目にならないよう、早いうちから基礎を可能な限り習得しておくことをお勧めします。
過去の受賞記録
2015年第13回JJMO金賞