灘校生を主に対象とした数学塾『TMS(津川数学セミナー)』の
【塾長紹介のページ】です。
「教室設立までの経緯」や「生徒さんへのメッセージ」を、掲載しております。
塾長のプロフィール
津川 洋一
(Tsugawa Yoichi)
出身:大阪市
京都大学理学部数理科学系 卒
大学卒業以来 塾・予備校の数学講師
音楽・ゲーム
教室設立までの経緯
以前、中規模の塾を経営したことがありますが、その時、授業以外の業務に忙殺された経験があり、非常勤講師の方が気楽だと数年そういう生活をしていましたが、生徒との繋がりが薄く、自分の居場所がない(授業をする教室を転々とするので)ことに慣れませんでした。
そこで、小さな教室を借りて、口コミで集まった灘校の数学研究部の生徒や、数学好きの灘の生徒に教えるようになりました。
元々私が教えてきた生徒たちの中には一定数灘の生徒がいてその関係で個人的に問い合わせがありました。
2、3年後には生徒が30名ぐらいになったので、非常勤講師を全てやめ、本格的に塾として活動を始めました。
日本の数学教育への疑問
数学教師を始めてからずっと思っていることがあります。
それは学校、特に塾・予備校における数学の授業が問題を解く方法を教えることが中心になっていることです。
数学は公理系から派生する思考の建造物ですから、まずどの分野においてもその公理系を教え、そこからその分野の特徴などを理解させるべきです。
そして楽しく数学の演習をして思考力を伸ばしていけば、問題の解法を覚える必要もなく考えることで解法を導くことが可能になります。
勿論、大多数が数学を苦手としている、あるいは好きでない現状を劇的に改善することはできないでしょう。
しかし、正しく数学を学ぶことによって、数学が好きになったり、数学が得意になる人は増えると思います。
今後も本当の数学を伝えていこうと思っています。
理想の数学教育を
実現するために
教師人生の最終章という段階になってようやく自分にとって理想の数学教育ができるようになりました。
理想の数学教育とは「数学の本質と数学の楽しさを伝えながら、受験学年になれば、入試数学にも充分に対応できるだけの数学力をつける」というものです。
以前では数学オリンピックの日本代表になる生徒が出ることもなく、一度だけ京大医学部医学科に5名受験して5名とも合格するということがありましたが、それ以外の年ではたまに理IIIや京医の合格者が出るだけで、不合格者も多く出ました。
TMSになってからは、ほとんどの生徒が志望校の志望学部に合格するようになりましたし、IMO、EGMOの日本代表、JMO、JJMOの入賞者、京大理学部特色入試合格者など多数の生徒が数学力をつけて成果を出しています。
生徒さんへのメッセージ
突然ですが、皆さんは数学の学習を楽しいと思っていますか?
今はそうでなくても、楽しく学びたいと思っていませんか?
TMSは、そんな皆さんのために、自由で温かい雰囲気の中、知的に楽しく数学を学んでもらう塾です。
主に灘中・灘高の生徒を対象としています。
「数学ができるようになるにはどうすればよいのか?」
それについてお話ししたいと思います。
一流のスポーツ選手や一流の芸術家、研究者がその位置にいられるのは、きっとそのスポーツや芸術、研究分野がとても好きだからでしょう。
メジャーリーグで活躍していたイチロー選手は、インタビューの中で「野球が大好きで、その気持ちは野球を始めた小学生の頃から変わらない。
いまだに、もっともっと野球がうまくなりたいと思っている」と話していました。
体操の内村選手も同じようなことを言っています。
どの分野であれ、その道の一流になる人は、才能以上にそれにかける情熱が普通の人とは違うのだと思います。
このことは、数学やその他の教科の学習についても同様ではないでしょうか。
数学が好きな人は、数学をすることに理由なんてつけません。
数学大好き少年だった私も、中学・高校時代に数学を「勉強」と思ったことはありません。
学校の宿題はほとんどしませんでしたし、授業もあまり聞いていませんでしたが、数学には夢中でした。
あなた自身、あるいは友達にも、こういう人がいるのではないでしょうか?
TMS(津川数学セミナー)には、こうした生徒が多く集まっています)。
英語も同じですが、その教科を本当に得意になるためには、相当集中的に没頭することが必要です。
学習時間が少ない、あるいは身を入れて学習していないとなれば、とてもできるようにはなりません。
そこで、学校や塾では競争させたり、宿題をたくさん出して強制的に皆さんの学習時間を延ばそうとします。
ということは、どうせやるなら、その教科を好きになるのが一番良いのではないでしょうか?
その上、正しく数学を学ぶことで、数学的思考力が身につき、数理科学的なものの見方ができるようになります。
数学を学んできたおかげで、論理的に物事を理解することができるようになります。
また、自然科学や社会科学の専門書の多くは数学を用いて記述されているため、数学という言語を身につけていれば、それらを読んで理解することも可能です。
このように、数学を学ぶ価値は十分にあります。あとは、皆さんが「数学って面白い!」「考えることって楽しい!」と感じ、学習を続けていけば良いのです。
「好きこそ、ものの上手なれ」と言います。
私は、皆さんがこうした学び方をできるようになるためのお手伝いをしています。
具体的には、数学の面白さを伝えています。
単調で意味のないワンパターンな演習を繰り返すのではなく、基本的でありながら面白い問題を通して、考え方の本質をつかみ、それを身につけた上で、さらに質の高い良問にじっくり取り組んでもらっています。
TMS(津川数学セミナー)では、好奇心を刺激する背景のある問題、分野をまたぎ知識のネットワークを強化する問題、本質に迫ることで知識を深めてくれる問題を用意しています。
このことで、未知の問題にも対応できる本当の力を育んでいます。
一度、授業をのぞきに来てみてください。
数学を楽しんでいる人たちに出会えますよ。