塾長メッセージ
塾長:津川 洋一
(京都大学理学部数理科学系卒)
(京都大学理学部数理科学系卒)
突然ですが、皆さんは数学の学習は楽しいですか?今は そうでなくても、楽しく学びたいと思っていませんか?
TMS は、そんな皆さんのための自由で温かい雰囲気の中、知的に楽しく数学を学んでもらう塾です。
主に灘中・灘高の生徒を対象にしています。
数学ができるようになるにはどうすればいいか?それについてお話したいと思います。
一流のスポーツ選手や、一流の芸術家、研究者が、なぜその位置にいられるのかといえば、そのスポーツや芸術や研究分野がとても好きだからでしょう。メジャーリーグで活躍しているイチロー選手は、インタビューのなかで「野球が大好きで、その気持ちは、野球を始めた小学生の頃から変わらない。いまだに、もっともっと野球がうまくなりたいと思っている。」と話していました。体操の内村選手も同じようなことを言っています。どの分野であれ、その道の一流になる人は、才能以上にそれにかける情熱が普通の人とは違うと思います。
このことは、数学や、その他の教科の学習についても同様のことが言えるのではないでしょうか。数学が好きな人は、数学をすることに理由なんてつけません。数学大好き少年だった私も中学・高校時代に数学を「勉強」と思ったことはありません。学校の宿題はほとんどしませんでしたし、授業も余り聞いていませんでしたが数学はかなりしていました。あなた自身、あるいは友達でこういう人もいるでしょう?(TMSには結構このような生徒がいます)。
英語もそうですが、その教科が、かなりにできるようになるためには、相当集中的にそれに没頭することが必要です。学習時間が少ない、あるいは身を入れてやっていない、となればとてもできるようにはなりません。そこで、学校や塾では、競争させたり、宿題をたくさん出して強制的に皆さんの学習時間を延ばそうとするのです。ということは、どうせやるならその教科を好きになるのが一番いいのではないでしょうか?その上、正しく数学を学ぶなら、数学的思考力が身につき、数理科学的なものの見方ができるようになります。数学を学んできたおかげで、論理的に物事を理解することができるようになります。また、自然科学や社会科学の専門書の多くは、数学を用いて記述されているので、数学という言語を身につけていれば、それらを読んで理解することが可能です。
というわけで、数学を学ぶ価値は十分にあります。あとは、皆さんが「数学って面白い!」「考えることって楽しい!」などと感じ、学習を続けていけばいいのです。「好きこそ、ものの上手なれ」です。 私は、皆さんが、このように数学を学ぶことができるようになるためのお手伝いをしています。
具体的には、数学の面白さを伝えます。 あまり意味のないワンパターンの演習を繰り返すのではなく、基本的ではあるが面白い問題などの演習で、考え方の本質をつかみ、それを身につけ、さらに質の高い良問にじっくり取り組んでもらっています(好奇心を刺激する背景のある問題、分野をまたぎ知識のネットワークを強化する問題、本質に迫ることで知識を深めてくれる問題を用意しています)。このことで未知の問題にも取り組める本当の力を育みます。一度授業をのぞきに来てみてください。数学を楽しんでいる人たちに出会えますよ。